【地方から東大への挑戦】東大にやってきてみて

【地方から東大への挑戦】東大にやってきてみて

はじめに

こんにちは!私は宮城県から上京し、現在工学部計数工学科に所属している3年生です。

この記事では、地方から東京にやってきて2年と少し経った私から見た、東大の魅力を書かせていただきます。

東大に行きたいという人はもちろん、「まあ地元の大学でいいかな」と思っている人にも是非読んでほしいです!

東大の魅力

進学選択制度

東大を語るうえで外せないのは、進学選択制度(通称:進振り)の存在です。

東大に入学する際は全員が教養学部前期課程に所属し、その中でも文科一・二・三類、理科一・二・三類に分けられます。そして学部2年の夏休みの段階で進学する学部学科を決定するという制度が進学選択制度です。

それぞれの学部学科によってどの科類から何人取るという定員は存在するものの、かなり自由に志望を選ぶことができます。

この制度の魅力といえば、大学で様々な授業を受けながら自分が専攻する学問を決められることではないでしょうか。大学受験までに具体的な進路を考えることが難しい場合でも、1年半じっくりかけて進学先を考えることができます。

加えて、高校生の時の進路選択では情報が少なく各学問への解像度が低い中で志望を決めなければなりません。しかし、東大では実際に学んで自分に合っているかどうか・面白いかどうかを肌で感じてから進学先を決められます。

かくいう私も、高校時代には薬学情報の2つに興味がありました。学問領域としてあまり近いとは言えない分野であり、高校生の私にとってそれぞれの学問を詳しく知らないまま志望学部を決めるのは至難の業でした。

そこで、東大では他大学と異なり、高校生のうちに明確な進路を決める必要がないと知ったことが東大を志望する一押しとなりました。

実際、東大に入ってから情報と薬学についてそれぞれ学んでみて、私にとっては情報系の学問の方が面白いと感じられたので、薬学の道ではなく情報の道に進むことにしました。

また、情報を面白いと思った影響でプログラミングについて勉強し、現在エンジニアとしてとある企業の長期インターンシップに参加しています。

もし東大に受かっていなければ他大学の薬学部に進学する予定だったので、東大への合格が人生の大きな分岐点だったと今では思います。

豊富な学部学科の数

東大の進学選択制度の魅力にも繋がりますが、学部学科が豊富にあることも東大の魅力として挙げられるのではないでしょうか。

私の所属を例に出して説明します。

私の所属を正式に書くと、「工学部計数工学科数理情報工学コース」です。要は「数学と情報を融合させて社会に貢献しよう」といった趣旨の学科・コースですね。

私の認識では、このように数学と情報を融合させて学べる学科のある大学はあまり多くありません。特に、工学部でありながら理論に寄った抽象的な数学を学べる学科は限られているはずです。

その他にも、建築学科・都市工学科・社会基盤学科といった隣接分野でありながら結構細分化された学科が存在しており、様々な学部学科の中から進学選択制度で進学先を選べるのは魅力的です。

私の所属のため工学部の話が多くなってしまいましたが、様々な分野を融合して学べるという特徴は工学部に限らず、東大全体の特徴でもあります。逆に、分野融合が盛んでその組み合わせ方が数多く存在するからこそ、学科数も豊富にあるのかもしれませんね。

東京の魅力

遊ぶ場所が豊富

せっかくなので学問の話だけでなく、もう少し生活面に寄った話もします。

地方から東京にやってきて一番感じた違いは、遊ぶ場所の選択肢が豊富なことです。

出身地の仙台ではアーケード街が主に遊ぶ場所で、そこも遊ぶ場所自体はありましたが基本的に仙台駅の周辺で完結していました。

しかし、東京では遊べる駅の数が違います。単に友達とご飯に行くだけでも新宿渋谷池袋など様々な選択肢があります。

他にも美術館や博物館、動物園がある上野、井の頭公園がある吉祥寺など、遊ぶ場所のバリエーションが豊富です。

しかも交通の便がよく、様々な場所に行きやすいです。

ディズニーランドへのアクセスも良く、江の島・鎌倉にも気軽に行けます。

というわけで、遊ぶ場所には全く困らないのが東京の魅力だと感じました。

色んな地方から人がやってくる

これは他の大学でも大なり小なり成り立っているとは思いますが、様々な地方から人が集まってきます

特に私が所属しているFairWindというサークルは、地方高校生を応援するという団体の特性上、地方からやってきた人が非常に多いです。

色々な地方から人が集まると、話を聞いているだけでも楽しいです。

香川県民のうどんの話、福岡県民の豚骨ラーメンの話など、その地方特有の話を聞けると面白いです。

また、「グーとパーでグループ分けするやつ」の呼び方など、地方性が出るような話も盛り上がります。

様々な地方から人がやってくるのは、首都たる東京ならではなのではないでしょうか。

おわりに

この記事では、学ぶことをメインに東大の魅力を語らせていただきました。

少しでも東大の魅力について知っていただけたら幸いです。

私たちFairWindは地方高校生の進学支援を主な目的として、様々な企画をしています。

オープンキャンパスでは受験生活や東大での生活について東大生同士で話し合うパネルディスカッションや大学生のキャンパスライフを思い描くワークショップなどの他、東大生と1対1で様々な質問・相談ができる個別相談会は常時行われています。

是非気軽に参加してみてください!

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